運動不足が気になる方へ。まず知っておきたい、身体を動かすことの意味

身体を動かすことは、スポーツだけではない

「運動した方がよい」と分かっていても、何から始めればよいのか分からない。忙しくて時間が取れない。体力に自信がない。

そのように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

運動というと、ウォーキングや筋力トレーニング、スポーツなどを思い浮かべるかもしれません。しかし、私たちの身体を動かす機会は、日常生活の中にもたくさんあります。

たとえば、椅子から立ち上がる、階段を上る、歩いて買い物に行く。こうした動作にも、筋力や持久力、バランス能力などが関係しています。

つまり、運動を考える第一歩は、特別なトレーニングを始めることだけではありません。まずは、日常生活の中で自分の身体がどのように働いているのかを知ることも大切です。

筋力は日常生活を支えている

筋力は、重い物を持ち上げるときだけに必要なものではありません。

椅子から立ち上がる、歩く、階段を上るといった、普段何気なく行っている動作にも筋力が使われています。

筋力が低下すると、こうした動作が以前より大変に感じられることがあります。ただし、動きにくさの原因は筋力だけとは限りません。関節の状態や痛み、持久力、バランス能力など、さまざまな要因が関係します。

そのため、「筋力をつければすべて解決する」と考えるのではなく、自分がどのような動作を苦手に感じているのかを知ることが、運動を考えるうえでの手がかりになります。

いきなり頑張る必要はありません

運動を始めようと思うと、毎日歩かなければ、何回も筋力トレーニングをしなければ、と考えてしまうことがあるかもしれません。

しかし、最初から大きな目標を立てる必要はありません。普段の生活でどのような動作をしているか、どの動作が負担に感じられるかを振り返ることから始められます。

運動の内容や量は、年齢だけでなく、現在の体力、痛みの有無、持病や身体の状態などによっても変わります。誰かに合っている運動が、自分にも同じように合うとは限りません。

痛みがある場合や、運動によって症状が強くなる場合は、無理に続けず、必要に応じて医療機関などに相談しましょう。

自分の身体を知ることから始めよう

運動は、特別な道具や場所がなければ始められないものではありません。

まずは、椅子から立ち上がる、歩く、階段を上るといった、日常生活の動作に目を向けてみましょう。以前より難しく感じる動作があるなら、それは自分の身体について考えるきっかけになります。

大切なのは、やみくもに運動量を増やすことではなく、自分の身体の状態を知り、目的に合った方法を選ぶことです。

このシリーズでは、筋力や歩行、バランス能力など、日常生活に関わる運動について、できるだけ科学的な根拠に基づいて解説していきます。

自分に合った運動を考えるための手がかりとして、ぜひ役立ててください。

参考資料

この記事を書いた人

ぜんば接骨院 院長

柔道整復師。資格取得後、整形外科のリハビリテーション室での勤務を経て、伊勢原市で「ぜんば接骨院」を開業。

日々の施術経験を踏まえ、身体の仕組みや運動について、科学的な根拠を大切にしながら情報を発信しています。

※記事の内容は一般的な健康情報であり、個々の症状に対する診断や治療に代わるものではありません。

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